Canvasによる直線の描画サンプル

icon 項目のみ表示/展開表示の切り替え

Canvasによる直線の描画

HTML5のCanvasを使用して図を表示する場合は、まず図を描く領域を指定します。
このサンプルでは、htmlソース中に以下のように記述しています。
<canvas id="t1" width="320" height="240"></canvas>
CanvasはSVGの様にインラインで記述できず、javascriptで図形を指定して描画する必要があります。htmlを読み込んだ時に自動にjavascriptが実行されるようにwindow.onload = function(){にソースを記述しています。
次にgetElementByIdを使用してCanvasオブジェクトを取得しgetContextメソッドがセットされているかチェックします。
セットされていた場合、Canvas要素よりコンテキストを作成するために、
var ctx = canvas.getContext('2d');
を呼び出します。ctxにコンテキストが返されます。
線の色を指定するためにstrokeStyleプロパティを設定します。
後は、moveToで始点、lineToで終点を指定すると直線が描画されます。

線の太さ

context.lineWidth
lineWidthプロパティで指定します。

破線

context.setLineDash(segments);
context.setLineDash([20,10]);
配列形式で線の長さ空白の長さをセットで指定します。

端部の形状

context.lineCap
lineCapプロパティを指定すると線の端部の形状を指定できます。
初期値はbuttです。

線の接合箇所の形状

context.lineJoin
lineJoinプロパティを指定すると線の接合形状を指定できます。
初期値はmiterです。

サンプル


以下に320*240の領域に座標 50,50を左上とし幅200 高さ100の青色の直線を描画する場合のソースコードを示します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
</head>
<body>
  <canvas id="t1" width="320" height="240">
  </canvas>
  <script type="text/javascript">
    window.onload = function(){
      var canvas = document.getElementById('t1');
      if (canvas.getContext){
        var ctx = canvas.getContext('2d');
        ctx.strokeStyle = 'blue';
        ctx.beginPath();
        ctx.moveTo(50,50);
        ctx.lineTo(200,200);
        ctx.stroke();
      }
    }
  </script>
</body>
</html>
ソースファイルのダウンロード(line.zip)