インタネット接続の共有

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概要

以下の条件においてホストPC経由でゲストPCをインターネットに接続する方法を説明します。
  • ルーターやハブに空きポートがない。
  • インタネットにつながっているパソコンのLANケーブルを抜くことができない。
  • USBタイプの無線LANアダプタで親機として使用できる製品があるがパソコンを再起動しないと使用できない。
  • インタネットにつながっているパソコンを再起動することはできない。
  • USBポートがパソコンの前面に空いている。
  • 管理者権限が使える。
以上の条件よりパソコンのUSBポートにUSB LANアダプタを接続してLANポートを増設し、Windowsのインターネット接続の共有機能を使用して接続する方法が選択できます。
これは、WindowsマシンにLANポートを2個用意してルーターとして動作させることを意味します。
再起動なしの条件に該当する製品としてLAN-TXU2H3Aが使用できました。
以後、接続したいパソコンをゲストPC、インターネット接続を提供するパソコンをホストPCと呼ぶこととします。
ちなみに、ルーター経由でインターネットに接続するのが一般的でない時代に2台以上のパソコンをインターネットに接続するときにインターネット接続の共有を使用しました。
自分自身インターネットの接続を共有するのは10年ぶりぐらいかと思います。

LANアダプタの設定をメモする

LANアダプタの個数が増えたり、IPアドレスを変える必要がありますので、現在のLANアダプタの設定をメモリます。
コマンドプロンプト上でipconfigで設定を見ることができます。

ホストPCへLANアダプタのドライバをインストール

Windows 7

LANアダプタを挿す前にドライバのインストールします。
インタネットが使用できない環境ではUSBメモリ等にドライバを用意しておく。
ドライバのインストールが終わったらLANアダプタを挿して認識させる。

Windows 8.1

Windowsに含まれているドライバで自動的に動作しました。

ホストPCのWindowsのインターネット接続の共有を設定

Windows 7の場合、コントロールパネルのネットワークの共有センターアダプタの設定の変更を選択します。
インターネットに使用している接続のプロパティを表示し、共有タブを選択後、インターネット接続をとおして接続を許可するにチェックを入れOKボタンをクリックします。

web以外を共有したくない場合などは、設定ボタンをクリックして設定を変更します。
場合によっては、アダプタのIPアドレスが192.168.137.1に変更されますという趣旨のメッセージが出ることがあります。

この場合は、はい(Y)ボタンをクリックしてください。
上記のメッセージが出ない場合は、ゲストPCと接続するアダプタのIPアドレスを192.168.137.1に変更します。

ゲストPCのLANアダプタの設定

ゲストPCのLANアダプタの設定をIPアドレスおよびDNSサーバの設定を自動取得にします。