JR東海キハ25形気動車
概要
JR東海キハ25形気動車
2011年より投入
車体は、313系と同じであり、キハ25は2両固定編成であるが、先頭車に貫通扉を備え、最大10両まで連結可能である。ただし
JR東海キハ75型気動車のように2両連結を分割して1両単位の増結はできないため、連結は編成単位となる。キハ25は2両単位であるため固定編成であり編成番号がある。1号車側の車両はトイレ付である。
キハ25 P1編成(1次車)
キハ25 P103編成(2次車)
313系電車 Y116編成(4次車 5000番台)
軌間 | 1,067 |
製造所 | 日本車両製造 |
最高速度 | 110km/h( 設計) 95km/h(運用) |
車体
全長(連結器を含む) | 20,100 |
車体長 | 19,670 |
全幅 | 2,978 |
全高さ | 4,020 |
台車中心間隔 | 13800 |
扉 | 3扉 |
単位はmmで示している。
編成
一次車
美濃太田車両区に配置
編成番号 | キハ25-0 | キハ25-100 |
P1 | 1 | 100 |
~ | ~ | ~ |
P5 | 5 | 105 |
二次車
寒冷地仕様
M編成:美濃太田車両区に配置
P編成:名古屋車両区に配置
編成番号 | キハ25-1000 | キハ25-1100 |
P101 | 1001 | 1101 |
~ | ~ | ~ |
P108 | 1008 | 1108 |
M1 | 1009 | 1109 |
~ | ~ | ~ |
M4 | 1012 | 1112 |
暖地仕様
名古屋車両区に配置
編成番号 | キハ25-1500 | キハ25-1600 |
M101 | 1501 | 1601 |
~ | ~ | ~ |
M114 | 1514 | 1614 |
灯火類
車両内側に前照灯と標識灯を一体化したユニットを左右に備える。
313系に設置されていた前面貫通扉上部の前照灯は省略されている。
前照灯点灯
標識灯点灯
313系の前面貫通扉上部の前照灯
前面上部の種別・行先表示器は一次車は左右、二次車は車掌側のみ設置されている。
内装
転換クロスシートまたはロングシートである。
運転台
左手ワンハンドルマスコンである。
走行機器
エンジン
カミンズ社のN14E-R JR東海形式C-DMF14HZD 520ps(通常は最大450ps/2100rpm)を1両当たり1基搭載している。
写真中央がターボチャージャー、左側円筒筒がエアクリーナー。右側が排気管である。
ターボチャージャーの後ろ側に見える3つの長方形のカバーが2気筒ずつのシリンダヘッドカバーである。
4サイクル直列6気筒
OHV4弁
排気タービン過吸 アフタークーラー付
ボアスト 139.7*152.4mm
総排気量 14,015cc
点火順序 1-5-3-6-2-4
変速機
変速機は液体式で新潟コンバータ製C-DW23(変速段1段、直結段4段)
実車では約24km/hまで変速1段で加速し、直結段は以下の速度でシフトアップしていた。
約34km/h、約54km/h、約78km/h
エンジン音の感じでは、約1200rpm~約1800rpmまで加速しシフトアップしているようである。
駆動方式
2軸駆動
台車
ボルスタレス空気バネ
牽引装置 1本リンク
動台車C-DT67(1次車)、C-DT67A(その他)
付随台車C-TR255
軸箱支持装置
円錐積層ゴム
固定軸距離(mm)
2,100
車輪径(mm)
860
制動装置
電気指令式
機関ブレーキ、直通予備ブレーキ、耐雪ブレーキ
基礎ブレーキ ユニット式踏面両抱ブレーキ
空気圧縮機
エンジンによる駆動
連結器
密着連結器+電気連結器