JR東海キハ75形気動車
概要
車体
全長(連結器を含む) | 21,300 |
車体長 | 20,800 |
全幅 | 2,943 |
全高さ | 3,965 |
台車中心間隔 | 14,400 |
扉 | 3扉 |
単位はmmで示している。
車両は、以下の向きになっている。
1号車 新宮・鳥羽・下呂・多治見方向 車椅子対応トイレ付
2号車 名古屋・岐阜方向
1次車
6編成
1号車 | 2号車 | 車両区 |
1 | 101 | 名古屋 |
~ | ~ | 名古屋 |
6 | 106 | 名古屋 |
2次車
14編成
新造時 | 改造後・改番後 | 車両区 |
1号車 | 2号車 | 備考 | 1号車 | 2号車 | 備考 |
201 | 301 | | | | | 名古屋 |
202 | 302 | | | | | 名古屋 |
203 | 303 | | 1203 | 1303 | ワンマン対応 耐寒対応 | 美濃太田 |
~ | ~ | | ~ | ~ | ワンマン対応 耐寒対応 | 美濃太田 |
205 | 305 | | 1205 | 1305 | ワンマン対応 耐寒対応 | 美濃太田 |
206 | 306 | | 3206 | 3306 | ワンマン対応 耐寒対応 | 美濃太田 |
~ | ~ | | ~ | ~ | ワンマン対応 耐寒対応 | 美濃太田 |
208 | 308 | | 3208 | 3308 | ワンマン対応 耐寒対応 | 美濃太田 |
401 | 501 | ワンマン対応 | 3401 | 3501 | 耐寒対応 | 美濃太田 |
~ | ~ | ワンマン対応 | ~ | ~ | 耐寒対応 | 美濃太田 |
406 | 506 | ワンマン対応 | 3406 | 3506 | 耐寒対応 | 美濃太田 |
灯火類
車両内側に前照灯と標識灯を一体化したユニットを左右に備える。
前照灯点灯時、車体中央側が前照灯で写真では、左側
標識灯を点灯した状態 写真は左側が車両の外側
2次車から前面貫通扉上部に前照灯が設置されている。
内装
転換クロスシートである。
1次車
座席は、2人掛けのシートが左右に2列ずつで客扉間に6列と、トイレ横に2人掛けシートが2列で52人である。
客扉横は、固定シートである。
運転台
マスコンが左手、ブレーキが右のツーハンドルである。
マスコン
計器類
ブレーキハンドル
走行機器
電車並みの加速度と言われています。
実車の速度計を動画で撮影し解析し名鉄電車と比較したグラフを図示しました。
エンジン
キハ85と同一のカミンズ社のC-DMF14HZB 350ps/2000rpm(トルク 125kgf*m)を1両当たり2基搭載している。
変速機は液体式で新潟コンバータ製C-DW14(変速段1段、直結段2段)を使用しており、120km/hの走行が可能である。
写真中央がターボチャージャー、左側円筒筒がエアクリーナー。右側が排気管である。
ターボチャージャーの後ろ側に見える3つの長方形のカバーが2気筒ずつのシリンダヘッドカバーである。
カミンズ社のNTA-865-R1 JR東海形式C-DMF14HZB
4サイクル直列6気筒
OHV4弁
排気タービン過吸 アフタークーラー付
ボアスト 139.7*152.4mm
総排気量 14,015cc
点火順序 1-5-3-6-2-4
変速機
以下の緒元は名鉄キハ8500を引用
全歯車比 直結1段 3.34
直結2段 2.41
変速段 2.41
実車では、約70km/hで直結1段、約96km/hで直結2段にシフトアップしていました。
車輪径を0.86mで計算すると約1980rpm程度でシフトアップし、約1440rpm程度から次のギアで加速します。
駆動方式
1軸駆動
台車
ボルスタレス空気バネ
C-DT60
ヨーダンパー付
牽引装置 Zリンク
軸箱支持装置
円錐積層ゴム
固定軸距離(mm)
2,100
車輪径(mm)
860
制動装置
電気指令式
基礎ブレーキ ユニット式踏面両抱ブレーキ
空気圧縮機
エンジンによるVベルト駆動
連結器
編成を分割できるように先頭部分以外にも
密着連結器+電気連結器が設置されている。先頭側の連結器は、運転台からの操作によりエアシリンダーで解結可能。
気動車らしく先頭車同士及び先頭車の妻面と先頭部の連結が可能。いずれも連結面間隔 500mmである。
連結面間隔 500mm