HPのパソコンのACアダプタのDCプラグは3端子の特殊な構造であり、パーツ屋で入手できないプラグである。HPのACアダプタと互換性のあるACアダプタを入手したので、分解して回路を調べてみた。 ただしHPパソコンでの動作は確認しているが本アダプタがパソコン付属アダプタと完全互換であるかどうかは定かでない。
基板サイズは95mm*45mmである。DC出力部(写真の右下部)で2501と印刷のある付近の330kΩと0.1μFのセラミックコンデンサの取り付けがすごく強引である。 2501とはICのDS2501と思われる。このICは1Wire-Protocolの512ビットのEPROMである。純正のものに比べて半分程度の価格であり、完全互換でないように思われる。他の基板を強引に流用しているようである。
いわゆる3ピンミッキータイプである。内部的にはアース線はどこにも接続されていない。
HP用のDCプラグは3端子の特殊な構造である 7.4 5.0 4.8 12.4 8.4 11.2 - + ID 普通に売っているDCプラグは、図の5ミリの部分に電極が無い またメーカー不明の下図の変換プラグは、図のID端子が配線されていない。
基板より回路図を起こしてみました。発振周波数は59.7kHzであった。 R16-R17 35.7 R19 3.24k R22 2.55k R23 17.4k R24 1E8E R21 210 330k R8-R11 255k R12-R15 0.4 R7 33 R6 5.6k R25 1k R1-R4 255k R5 2.74 R19 3.24k NTC1 F1 CX1 AC100~240V DB1 KBP206 82μ 400V 33μ 50V 680μ 25V 680μ 25V 0.1μ EL817 STN-TP6519 UC3843 TL431 138.4V 102.6V 14.88V 4.9mV 3.3mV 0.836V 0.883V 5.01V 1.87V OUT 19.46V ID 18.76V GND 2.474V 17.35V→ ↓18.42V R20 1k LED ※並列直列に接続されている抵抗は合成抵抗値で明示 ※各部の電圧は無負荷時の値(テスターで測定) PPP009L PDF版 UC3843データーシート等