セルフラップブレーキ
セルフラップブレーキ
従来の空気ブレーキでは、ブレーキ力をハンドルによりブレーキシリンダーに込める時間によって調整していました。セルフラップは、ハンドルの角度によって所定のブレーキ圧力が得られるため、操作が楽になりました。
以下のプッシュボタンをクリックすると動作がアニメーションで説明されます。
【凡例】
■供給弁
■供給弁箱
■吐出弁
■吐出弁座
■戻りばね
■連動棒
込め操作
ブレーキハンドルを半時計回りに回すと、
連動棒が右側に移動します。
供給弁箱が右に移動するため、
供給弁に隙間が発生し、元空気溜管より弁室に空気が供給されます。
弁室よりブレーキ管に空気が供給されます。
弁室の空気圧が高まると
吐出弁座が押し出され、
供給弁が右に移動し、
供給弁箱と
供給弁の隙間が閉じ、空気の供給が絶たれ圧力が一定となり重なり(ラップ)状態になります。
ゆるめ操作
ブレーキハンドルを時計回りに回すと、
連動棒が左側に移動します。
供給弁箱が左に移動するため、
吐出弁が左に移動し、
吐出弁と
吐出弁座に隙間が生じ弁室の空気が大気に放出されます。
弁室よりブレーキ管の空気が大気へ放出されます。
弁室の圧力が下がると戻しばねの反発力により
吐出弁座が左に動き、
吐出弁と
吐出弁座の隙間が閉じて、大気の放出が停止します。
この状態で、重なり(ラップ)状態になります。