多摩電子工業 カー用FMステレオトランスミッター

部屋の中でFMトランスミッタキットを改造してテストしていたが、玄箱からのノイズの影響でステレオ受信がうまくいかなかった。ノイズの少ない屋外でテストしようとSKYLINEで出かけた。某ホームセンターによってトランスミッタを見ていたら2000円以下でしかもPLLタイプのシガレット差込タイプのトランスミッタを販売していた。(多摩電子工業 Z-296 FMトランスミッタ)しばしホームセンターの中を見学して購入して早速、SKYLINEの中でテストしてみた。某駐車場は屋上なので障害物もなく、いろいろな電波が受信できる。このトランスミッタが発振できる周波数は、7chであるが、どのchが空いているか確認したところ、ほとんどの朝鮮語の放送局に使われていた。合法的な放送局かは疑問である。そのなかで問題のなさそうな周波数で送信テストを行った。パソコンを信号源として送信テストをしたが、カーステレオのFMで聞く分には十分と思える音質と音量で聞こえた。ただ周波数が88MHz~89.4MHzというのが気になるが、十分使える。自宅で早速分解してみた。

 

電源には三端子レギュレータ78L05が使われており、12V以下でも十分使えそうな気がする。(ただし直列に12Ωの抵抗が使われている。9V電池で動作した。)
MPX等はHY1417LPが使われている。正体不明なICである。入力はステレオミニプラグであるが、基板には4本の線が接続されている。そのうち1本がアンテナとして使われている可能性がある。コンデンサー等が斜めに半田付けされているのがいまいち。水晶が1個なので、MPX用と送信周波数の基準周波数を併用しているのであろうか。消費電流を測定すると18.4mAであった。