動作クラスとコレクタ損失の概要

出力1W時(負荷8Ω)にアイドリング電流によってコレクタ損失がどのように変わるのか示したのが下のグラフである。いずれの場合も最大出力時にコレクタ損失が最大とならない点に注意が必要である。

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 B Class 0.01A 0.05A 0.1A A Class 動作クラスとコレクタ損失 出力電力(Po) ( P c ) SVGの代替画像

A級

無信号時が最大で、出力電力と同じコレクタ損失が発生する。信号の増大に伴い減少し、最大出力時で1/2となる。最大値がB級の5倍となる。

B級

無信号時が0で途中で最大となり、その後出力の増大とともに減少する。最大値は、よく知られている通り最大出力電力の約1/5である。

AB級

A級動作範囲とB級動作範囲により挙動が異なる。アイドル電流が少ない場合、B級と同様に途中の出力で最大となるが、アイドル電流が大きい場合は、無信号時で決定される。
最大値を求める場合、AB級のアイドル電流によりA級動作で計算した無信号時のコレクタ損失と、AB級で計算したコレクタ損失のうち大きいほうを採用する。