TU-870 6BM8 真空管ステレオパワーアンプ

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改造案

大須で組み立てキットより完成品が安く売っていたので買いました。配線図は、ネットで調べると他のページに載っています。(抵抗等の値は乗っていませんが。)

回路は、1チャンネルあたり6BM8を1本使い、3極管部でカソード接地で増幅、コンデンサで結合後、5極管部でカソード接地を経由し、出力トランスを介してスピーカをドライブします。

出力トランスの2次側から、1段目のカソードにNFBを掛けております。NFB量は、低域ほど減ります。

オシロとテスターで実測してみました。

NFB前の電圧利得は、3極管部が21.11倍、5極管部がプレートで24.6倍、出力トランスは5kΩ:8Ωであり、0.035倍となります。

クローズドループの場合、3極管部のプレート、グリッド管で8.5倍なので、NFBは、約2.5倍掛かっています。

電源は、トロイダル風のトランスとブリッジダイオードによる全波整流回路を使用しています。ブリッジダイオード後のリップルは4.6Vp-p、出力トランス電源側で0.6Vp-p、スクリーングリッドで10mVp-pである。

ヒータ電源は2A確保されており、6BM8 1本で0.78Aなので0.44Aほど余裕があります。プレート用の電源は80mAほど必要なので、整流管を用いるには少し余裕が無い。

3極間部のプレート・カソード管は約116V、プレート電流は0.53mAである。自己バイアス形式です。

5極管部のプレート・カソード管は約185V、プレート電流は36mAである。自己バイアス形式で電解コンデンサーを並列につないでいます。この部分がLPFのように動作しカットオフ周波数が2.2Hzです。

なお、電源部の220Ωの両端は、DC分が17.5V AC分は三角波で4.4Vp-pなので約1.4W消費しています。定格で3Wの抵抗を使用していますが、火傷をするほど熱くなっているので、もう少しW数の余裕があるものを使用したほうがよいでしょう。

 また、スクリーングリッド2本分や3極管部2本分へのデカップリング回路は全部共通になっているので分割したほうが、セパレーションが良くなるでしょう。

6BM8のスペックについては、SvetlanaのホームページにPDF形式で2ページのデーターシートを参照してください。

3極管のグリッド抵抗が1M、カソード抵抗が2.7k、プレート抵抗が100k

5極管のグリッド抵抗が1M、3極管との結合容量は0.022μF、グリッドとアース間に150p、カソード抵抗が330、カソードのコンデンサが220μ、

電源は、ダイオードが1J4B42、コンデンサ100μ、デカップリング220Ω、47μ、この先に出力トランスへ接続、ここからデカップリング1.8k、47μ、ここから、スクリーングリッド、3極管部となっている。

概要

電源回路の、220Ωの発熱を少なくするため、ワット数の大きなもの(10W)に変更する。

デカップリング回路を、左右、スクリーングリッド、3極管部それぞれに分割してセパレーション等を改善する。

3極管部の動作電流にかなり余裕があるので、電流を多めに流して特性の改善を試みる。

3極管と5極管それぞれのプレート・カソード管電圧を下げて直結動作を試みる。ただし、ヒータ・カソード管が100Vを超えられないので注意。また、利得を稼ぐには5極管部に大容量のコンデンサーが必要となるので不利となるのでは。5極管部にもっと電圧が欲しくなるが。電圧的に厳しくなるので直線性の良い領域を使うのは無理がありそうだ。

出力はいらないが、DACが抵抗出力なので、利得がもう少し欲しい。