山本ワールド
Windowsプログラミング
アルゴリズム Vitual C++ 2008/2013によるWin32/Win64 APIレベルのプログラム 基礎 Vitual C++ 2008/2013によるAPIレベルのプログラム(32/64bit) Wix3でインストーラーを作る Visual C++ 2008 Standard Editonによるフォームアプリケーションのプログラム(32/64bit) Vitual C++ 2008 Standard EditonによるAPIレベルのプログラム(32/64bit) Windows 7対応 Visual C++ 2008 ExpressによるAPIレベルのプログラム Visual C++ 2005 ExpressによるAPIレベルのプログラム Visual C++ Versiosn 5 BORLAND C++ Windowsプログラム全般 Excel VBA その他OpenCVを使用してカメラの撮影画像をキャプチャし保存する
概要
OpenCVでカメラを開きカメラで撮影した動画をMat型にコピー・ウィンドウに表示しファイルtest.wmvへ保存するプログラムである。
動画の上部に日時が表示される。
Visual C++ を対象としておりOpenCVのインストールが必要である。
プログラムを終了させるためにはいずれかのキーを押します。
以下は動作例です。ウィンドウの中の画像ははめ込み画像です。
キャプチャの解像度は320*240に設定しています。
動画の上部に日時が表示される。
Visual C++ を対象としておりOpenCVのインストールが必要である。
プログラムを終了させるためにはいずれかのキーを押します。
以下は動作例です。ウィンドウの中の画像ははめ込み画像です。
キャプチャの解像度は320*240に設定しています。
テスト環境
コンパイラ
Visual C++ 2008 Express(32bit)/Standard(32/64bit) with OpenCV2.3.1Visual C++ 2013 Express 32bit/64bit with OpenCV2.4.10
実行環境
Windows 7 32/64bitOpenCVのインストール及び環境設定
プログラムソースの概要
#include の後の行からusing namespace cv;の手前までは、Visual C++のバージョン及びRelease/Debug 32bit/64bit 静的リンク/動的リンクに合わせてロードするLIBのファイル名を自動的に作成するために記述しています。
固定された環境であれば、簡素に記述可能です。
例えば Visual C++ 2013 32bit Release 動的リンクであれば、以下のように簡素に記述できます。
VideoCaptureのisOpend関数でカメラが開けない場合は、プログラムを終了させます。
解像度はset関数により320*240に設定しています。
カメラの選択及び解像度の変更をプログラム実行時に行うには、DirectShowを使用してカメラ名と解像度をリストボックスに表示しカメラと解像度の選択結果を表示するを参考にしてプログラムを修正すれば、キャプチャー前にカメラ番号を選択させることも可能となります。
VideoWriteのコンストラクタによりtest.wmvを開きます。
namedWindow関数によりウィンドウを開きます。
cap >> frameによりカメラで撮影された画像をMat型変数imgへコピーします。
time関数により世界標準時を取得しlocaltime_sで日本標準時に変換します。
sprintf_sにより日時を文字列に変換し、putTextによりimgに文字列を表示します。
writer << imgによりimgをファイルへ書き込みます。
imshow関数によりimgをウィンドウに表示します。
waitkey(33)により33m秒待機しキー入力があればプログラムを終了させます。
固定された環境であれば、簡素に記述可能です。
例えば Visual C++ 2013 32bit Release 動的リンクであれば、以下のように簡素に記述できます。
#pragma comment(lib, "c:/opencv2.4.10/opencv/build/vc12/x86/lib/opencv_core2410.lib")
#pragma comment(lib, "c:/opencv2.4.10/opencv/build/vc12/x86/lib/opencv_highgui2410.lib")
using namespace cv; により名前空間をcvにします。これを定義しない場合は、OpenCVの関数を使う場合には関数名の前にcv::を付加する必要があります。
_tWinMain
VideoCaptureのコンストラクタでカメラを開きます。引数はカメラ番号を示しています。複数のカメラが接続されている場合は、0より大きい数字が指定できます。VideoCaptureのisOpend関数でカメラが開けない場合は、プログラムを終了させます。
解像度はset関数により320*240に設定しています。
カメラの選択及び解像度の変更をプログラム実行時に行うには、DirectShowを使用してカメラ名と解像度をリストボックスに表示しカメラと解像度の選択結果を表示するを参考にしてプログラムを修正すれば、キャプチャー前にカメラ番号を選択させることも可能となります。
VideoWriteのコンストラクタによりtest.wmvを開きます。
namedWindow関数によりウィンドウを開きます。
cap >> frameによりカメラで撮影された画像をMat型変数imgへコピーします。
time関数により世界標準時を取得しlocaltime_sで日本標準時に変換します。
sprintf_sにより日時を文字列に変換し、putTextによりimgに文字列を表示します。
writer << imgによりimgをファイルへ書き込みます。
imshow関数によりimgをウィンドウに表示します。
waitkey(33)により33m秒待機しキー入力があればプログラムを終了させます。
ソースコード
// OpenCVを使用してカメラから指定した大きさの動画をキャプチャしてtest.wmvに保存する
// 動画の上部に日時を表示
// Open CV 2.3.1/2.4.10 サポート
// 例えばVisual C++ 2013でOpen CV 2.4.10でコンパイルする場合の設定は以下の通りとなる
// VCのインクルードディレクトリに C:\opencv2.4.10\opencv\build\include; を付加
// 動的リンクで作成した場合は、サンプルの実行には環境変数PATHに以下のフォルダーを登録する必要がある。
// win64 C:\opencv2.4.10\opencv\build\x64\vc12\bin
// win32 C:\opencv2.4.10\opencv\build\x86\vc12\bin
// 動作確認
// Visual C++ 2008 Standard Release 64bit 動的/静的 OpenCV 2.3.1
// Visual C++ 2008 Standard Debug 64bit 動的/静的 OpenCV 2.3.1
// Visual C++ 2008 Standard Release 32bit 動的/静的 OpenCV 2.3.1
// Visual C++ 2008 Standard Debug 32bit 動的/静的 OpenCV 2.3.1
// Visual C++ 2013 Express Debug 32bit 動的/静的 OpenCV 2.4.10
// Visual C++ 2013 Express Release 32bit 動的/静的 OpenCV 2.4.10
// Visual C++ 2013 Express Debug 64bit 動的/静的 OpenCV 2.4.10
// Visual C++ 2013 Express Release 64bit 動的/静的 OpenCV 2.4.10
#include <windows.h>
#include <opencv2/opencv.hpp>
#include <stdio.h>
#include <tchar.h>
#include <time.h>
#ifdef _DLL // 動的リンク
#define CV_LINK_MODE "/lib/"
#else // 静的リンク
#define CV_LINK_MODE "/staticlib/"
#endif
// バージョン取得
#define CV_VERSION_STR CVAUX_STR(CV_MAJOR_VERSION) CVAUX_STR(CV_MINOR_VERSION) CVAUX_STR(CV_SUBMINOR_VERSION)
#define CV_INST_SUB_DIR "opencv" ## CVAUX_STR(CV_MAJOR_VERSION) ## "." CVAUX_STR(CV_MINOR_VERSION) ## "." CVAUX_STR(CV_SUBMINOR_VERSION)
#define CV_INST_DIR "c:/" ## CV_INST_SUB_DIR ## "/opencv/build"
// 32bit/64bit ランタイムのリンクモード等に応じてLIBファイルのフォルダー名(CV_LIB_DIR)を作成
#ifdef _WIN64
#ifdef _DLL
#define CV_LIB_DIR CV_INST_DIR ## "/x64/" ## CV_MS_VER ## "/lib/"
#else
#define CV_LIB_DIR CV_INST_DIR ## "/x64/" ## CV_MS_VER ## "/staticlib/"
#endif
#else
#ifdef _DLL
#define CV_LIB_DIR CV_INST_DIR ## "/x86/" ## CV_MS_VER ## "/lib/"
#else
#define CV_LIB_DIR CV_INST_DIR ## "/x86/" ## CV_MS_VER ## "/staticlib/"
#endif
#endif
#if _MSC_VER==1500
#define VCVER 2008
#define CV_MS_VER "vc9"
#endif
#if _MSC_VER==1600
#define VCVER 2010
#define CV_MS_VER "vc10"
#endif
#if _MSC_VER==1700
#define VCVER 2012
#define CV_MS_VER "vc11"
#endif
#if _MSC_VER==1800
#define VCVER 2008
#define CV_MS_VER "vc12"
#endif
#ifdef _DEBUG // デバック
#define CV_EXT_STR "d.lib"
#else // リリース
#define CV_EXT_STR ".lib"
#endif
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "opencv_core" CV_VERSION_STR CV_EXT_STR)
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "opencv_highgui" CV_VERSION_STR CV_EXT_STR)
#ifdef _DLL // 動的リンク
#else
#pragma comment(lib,"comctl32.lib")
#pragma comment(lib,"vfw32.lib")
#pragma comment(linker, "/nodefaultlib:\"msvcprt" CV_EXT_STR "\"")
#if CV_MAJOR_VERSION==2 && CV_MINOR_VERSION==4 && CV_SUBMINOR_VERSION==10
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "IlmImf" CV_EXT_STR )
#endif
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "libjasper" CV_EXT_STR )
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "libjpeg" CV_EXT_STR )
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "libpng" CV_EXT_STR )
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "libtiff" CV_EXT_STR )
#pragma comment(lib, CV_LIB_DIR "zlib" CV_EXT_STR )
#endif
using namespace cv;
#define FOURCC_AVI CV_FOURCC('X','V','I','D')
#define FOURCC_WMV1 CV_FOURCC('W','M','V','1')
#define FOURCC_WMV2 CV_FOURCC('W','M','V','2')
int WINAPI WinMain(HINSTANCE hCurInst, HINSTANCE hPrevInst, char* CmdLine, int nCmdShow){
int cameraNum=0; // カメラ番号0を開く
VideoCapture cap(CV_CAP_DSHOW + cameraNum); // DirectShowでキャプチャ
if(!cap.isOpened()){
MessageBox(0,_TEXT("カメラを開くことができませんでした。"),_TEXT("エラー"),MB_OK);
return 1;
}
Mat frame;
// フレームレート
int fps=30;
// キャプチャサイズの指定
Size cap_size( 320 , 240 );
cap.set(CV_CAP_PROP_FRAME_WIDTH , cap_size.width);
cap.set(CV_CAP_PROP_FRAME_HEIGHT , cap_size.height);
// キャプチャフレームレートの設定
cap.set(CV_CAP_PROP_FPS , fps);
// 画像サイズに合わせてウィンドウを開く
VideoWriter writer("test.wmv",FOURCC_WMV2,fps,cap_size);
DWORD t=0;
namedWindow("capture save",CV_WINDOW_AUTOSIZE);
for(;;){
cap >> frame; // カメラから1フレーム分の画像を取得
time_t now=time(NULL);
struct tm tms;
struct tm* tmp=&tms;
localtime_s(tmp,&now);
char buf[64];
sprintf_s(buf,sizeof(buf),"%i/%02i/%02i %02i:%02i:%02i",tmp->tm_year+1900,tmp->tm_mon+1,tmp->tm_mday,tmp->tm_hour,tmp->tm_min,tmp->tm_sec);
putText(frame,buf,Point(20,20),FONT_HERSHEY_SIMPLEX,0.7,Scalar(255,255,255),1,CV_AA);
writer << frame; // 画像をファイルへ書き込む
imshow("capture save",frame); // ウィンドウの更新
if(waitKey(1000/fps) >=0 ) //33ms wait キー入力があった場合、文字コードを返す キー入力がない場合は-1が返る
break;
++t;
}
return 0;
}
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