山本ワールド
Windows・新しいハードディスクに環境を受け継ぐ
(C:Windows98 FAT32 D:Windows2000 NTFS)
Windows 2000がNTFSに入っていなければWindows98で起動して簡単にコピーできますが、この場合は、無理です。
セカンダリに新しいハードディスクをつなぎWindows 2000を起動。
新しいハードディスクのパテーションを設定し、フォーマットする。
現在起動しているシステムは、一部コピーできないファイルがあるので、セーフモードでWindows 2000を再起動し、Administrators権限でログインしWINNT(WINNT\system32\config フォルダは共有違反でコピーできません)とProgram Filesをコピーする。ディレクトリ以外でページファイルを除いて、ルートのファイルをコピーする。
Document and Setteingは、現在ログインしているユーザはコピーできないのでログインユーザーを除いてコピーします。コピー用にアカウントを作って、そのアカウントでログインしてコピーすればよいでしょう。
Windows 98起動ディスクで起動し、sys c: でMBRを設定する。
MBRをc:\bootsect.dosに保存する。
Windows 98がハードディスクから起動するのを確認する。
Windows 2000起動ディスクを起動し、回復コンソールを起動する。
SET AllowAllPaths = TRUE を実行してすべてのフォルダーのアクセス権を得る。
元のwinnt\system32\config から 新しい winnt\system32 へファイルをコピーする。
ワイルカードが指定できないので、20個近くのファイルを1個ずつコピーする。
fixboot コマンドで新しいハードディスクにブートセクタを書き込む。
以上で起動するかと思ったが、ログオン画面を過ぎたら、またログオン画面が出てくる。ドライブの構成が変わってしまったようだ。
この場合は、Windows 98の起動ディスクで起動して fdisk /mbr を実行する。
Windows 2000はインストール時にMBR領域にインストール時のドライブに関する情報を書き込んで、起動時にチェックをしていて、差異があればログイン後正常に起動できなくなるわけだ。でその情報を消せば起動できるわけである。
以上で起動可能になりました。